りゅうさん
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アーティスト
tapingによる現代アート作品。
テープ(=つなぐ、四角形を貼る、包帯も?)による作品(抽象表現・即興表現)。
はかなさ、よるべなさ、時間性(壊れること、壊れて行くこと)。
絵画は虚偽の装置である。それは、ゴダールにならって表現するならば、馬の表象を馬だと信じ込ませる2次元表象にほかならない。そこにあるのは、馬ではない。馬の表象なのだ。しかし、絵画の罠に飼い馴らされた者には、それが馬にしか見えないだろう。それが絵画の真実の姿なのだ。
だからこそ、ルネ・マグリットはパイプの表象に「これはパイプではない」という文章を描き添えたのだろうし、ジャスパー・ジョーンズはアメリカ国旗の表象を描いたのだ。
絵画は、常に人を騙して来た。それは、絵画誕生の起源からそうだろう。そのような絵画に興味はない、なぜなら、そこには虚偽しかないからだ。だからこそ、今、絵画に求められるのは、絵画の捏造する虚偽性・虚構性を捨て去り、何も表象しない、虚偽・虚構の装置ではない絵画(それを真実の絵画と呼称しても誇張ではないとするならば、まさに真実の絵画・絵画の真実である)を現実化することではなかったか。
絵画だからこそ夢見ることを許される、何も表現しない表現・何も表象しない表象をtapeによって現実化すること。それが、絵画の夢であり、絵画の理想だ。
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